ガメマック

 先日の新聞に、マクドナルドのクーポンが挟まっていた。
 いつも利用させてもらっている身でこんな言い方は何だが、色とりどりのジャンクフードの数々に観てるだけでも腹がふくれてきそう。その中に、「メガマックの兄弟登場。請う御期待(適当)」に近い文面を見つける。登場までシークレットとしてベールに包んでいるつもりらしい。
 瞬時に思い浮かんだのは「メガフィレオフィッシュ」。「三枚のバンズの間に贅沢に四枚のフィッシュ・フィレオ。その中身は、地球の裏側、貧困と汚染とHIVにまみれた黒い人の血と汗と涙が詰まった正真正銘ビクトリア湖産ナイルバーチ。そのまたぐるっと裏側で、全ての物を我が物の如く消費する白い人の汗と脂と涎と、結晶化した怠惰を象徴するかのようなタルタルソースがたっぷりとかかって〜円」というような内容を想像。
 「だったら食うなよ」。もっともです、というお話でした。

 ところで上の文は当然洒落を含んだ自分的妄想のつもりで書いたのだが、「メガフィレオフィッシュ」本当にあったらしい。迂闊であった。となると、スティーブン・キングの「it」、やはり「そいつ」のモデルはジョン・ウェイン・ゲイシーではなくドナルド(本場名ロナルド・マクドナルド)の方がしっくりくる。