2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
時折思い出したかのように雨が降る。大抵は一瞬強く降って弱まる、また強くなって弱まる、この繰り返し。雨避けという意味でも私の占拠した場所は絶妙の場所で、いよいよ目の前を通るであろう聖火の通過を前にして、雨ごときで私の「Free Tibet!」の声は妨…
合流した集団は、中国のチベット政策にに対して異を唱える地方議員達を中心に、この場で知り合った個々の人々を吸収しながらエクストリーム・聖火リレーに向かって進んでいるらしい。その数約30人。その思想的背景はよくわからない。が、一応の情報と統率…
警官達によって完全にロックアウトされた「Free Tibet」側の陣地、正面からの脱出は非常に困難である。この時とりあえず市役所前に集合せよとの情報を受けて、ここから脱出するためにはホテルの裏側に延びる細い路地を伝うより他はない。確かに警官はいない…
首都のはなし。現在、日本の首都が何処にあるのか。「首都」を規定する根拠となる法律がないため、実は謎なのだという。甲賀の山の中、鉄道が廃止にされそうな場所に奈良時代首都があったことはにわかに信じがたい。そして、長野盆地の端っこ、地下に造ろう…
初めての主義主張の掛け声はやはり気恥ずかしいもので、初めはあまり声を出すことが出来ない。この時、長野駅西口ホテルサンルート前はほぼ「Free Tibet」を掲げる人々で占められている。言わば「我々側」の陣地である。 この陣地は大小の道路によって隔てら…
北冥有魚 其名爲鯤 鯤之大 不知其幾千里也 化而爲鳥 其名爲鵬 鵬之背 不知其幾千里也 怒而飛 其翼若垂天之雲 是鳥也 海運則將徙於南冥 南冥者 天池也・・・ ここ信濃の地に、南冥のあること初めて知る。鵬の住む天池とは、即ち岩松院なる寺院に当たる。 小布…
その動機は問わない。何らかの思いを持ってとにかくこの場に参加するため集まった日本人は、まず普段お目にかかることのない異常と言える光景を目の当たりにし、今後の人生に大きな影響、或いは影を落とすかもしれない、まず得難い経験をしたと思う。異常な…
朝は早く。私の場合、相方と共に朝6時過ぎには準備を終えて競技予定地へと向かう。我々の宿舎から競技場までおおよそ30分。会場となる長野の住宅地・繁華街・官庁街を抜けて行くことになるのだが、この経路の要所要所、相手方応援団が大挙して既に占めて…
何しに来たのかはるばる長野、わたしゃあ別に聖火でない。 さて、初めて降りる長野駅、同じ列車から降り立つは、プラスチックの棒を持つ人、鮮やかな国旗をリュックに背負った人。気温関東より寒いが、群がる人々心は熱い。 長野駅善光寺口側の広場、雪山獅…
初期の『鳥頭紀行』とかに登場、『ジャーナリスト』としてサイバラと取材を重ねながら、一方で自らの性的マイノリティー性とかについてもボロクソ書かれて笑かしのターゲットにされてる勝谷誠彦さんが、今は「コラムニスト」なる肩書きでもってテレビでラジ…
マルイができる前、この場所から何が見えたか良く憶えていない。ここらで雨が降ると、だいたいこのお社でしばし屋根を借りること度々であったはずだが。 久々に訪れたこの神社、大分変わってしまっている。何より施錠された門が参道を阻み、全く開かれていな…
このごろ重なる都内との行き帰り、せっかくのバイク、同じ道ばかりでは面白くなく、。行き帰り別のルートを取れば、またその都度違った景色、違った印象、違った社。この道は二度目に通るはず、二度目にしてこの社に初めて気付く。縁哉。 花散らしの雨の後、…
通販でTシャツ買ったら国旗が付いてきた。激励の言葉付きで。どうしてでしょうね?どうしろってんでしょうね?
展覧会は作品集『この憶い出を君に伝えん』『夜が心を洗い流す』『雪の劇場』『スプーン・リヴァー』『自然について知ってること』『樹木の断面』『私には自分の顔を愛撫する手がない』『男、女、愛』『ジプシー』『スカンノ』『プーリア』『善き大地』『ル…
「眠っている間は生きてないんです」とは立川談志の言。別に、この映画とは関係ない。 この映画において、彼「眠る男」はまさしく死んだも同然に何ら生産的活動をすることはない。一方で彼の周囲では、彼を巡る親しい人々、あまり関係のない人々、当然のこと…
交通量激しい道に面し、ガソリンスタンドに接して、正面はトラックの基地。よくもまあ残ることができましたねぇ。私は同じような条件でいなくなってしまったお地蔵様を知ってるぞ。 道を歩いていて、傍らにお地蔵様を見つければ手を合わせるのは基本。この立…
親父に出来た脳腫瘍、頭ん中掻き出すために穴開けたそのおなじ場所、私にもしこりが出来る。 気付いた夜、さすがに心配で不安で、けどぐっすり眠る。朝起きてもしこりはある。「ああ夢じゃなかった」。 脳腫瘍だったらどうなるか、大体は解るつもり。部位と…
まっすぐ道なりに走れば近いのに、途中で脇道へ逸れる。通称浦所線、所沢方面から荒川を渡ってすぐ、北浦和方面には向かわず右に曲がる。そのまま行けば浦和駅方面だが更に途中更に右に曲がりさいたま・戸田の境を目指す。別に意味のある行動ではなく、ただ…
あんま本を読まない私が、珍しく原作を知っている作品。 映画はほぼ原作に忠実。ということは、あの名作を始めて読んだときの感動をそのままもう一度味わうことができる。「原作に忠実にもかかわらず」と言うべきか。 舞台は昭和31年。安治川の川岸で両親…
天神系の神社いくつか回りましたが、祭神の人間時の御名そのまま社名にしている神社は今回初めて。街道沿いの神社であるけど、社の鎮する丘が結構急な斜面。前ばっかり見て(?)運転しているとただの崖に見えたりして気付かなそう。この度は観音の縁でこの社に…
ひそひそ話しようと、息吹きかかるほど顔近付けた時、目の前にあるのが垢だらけの耳だったりしたら、興醒めでしょう? などと気取るつもりなど毛頭なく、ただ単に自分の耳を一度でよいから覗いてみたくて、ついでに耳垢も取ってもらいたくて、耳掃除だけをし…
国道沿いに、『なんたら観音』の看板が立て掛けてある。かなり安っぽい看板であることと看板の矢印の先に広がるのは全く目の効かない漆黒の闇であることが気になるものの、それはそれでその先にあるであろうお社に非常に興味が湧く。ただしここがバイク移動…
「来るで来るで〜。ポンプを積んだ御者のいない馬車が来るで〜。」 「来るで来るで〜。片道一車線未舗装道路に特殊大型車両が来るで〜。」 「来るで来るで〜。遠心分離器かけられに蜂が蜜運んでくるで〜。」 「来るで来るで〜。小川に架けられた橋の下に戦闘…
みんなが知ってるイアン・カーティスの半生を描いた映画。何?知らないって?あっそ。 イアンの妻デボラの手記が原作ということで、デボラの目から見た「普通の夫」であるイアンの姿が強調される。故に最も気になる彼の自殺の真相は「至極ありきたりな」理由…
「彼の名が本当に『ダーガー』という発音でよいのか誰も知らない」ことから物語は始まる。 生涯に残された写真はたった三枚。冒頭の煽りは、彼の人生における神秘性を一見強調するようであるが、物語が進むにつれて特にこの彼の人生そのものへの神秘性は語ら…
「いま私たち日本の仏教者の真価が問われています。チベットでの中国の武力行動によって、宗教の自由が失われる事に、心から悲しみと止むに止まれぬ抗議を表明せずにはいられません。私たちはあくまでも宗教者、仏教者として僧侶をはじめとするチベット人の…
善意と商売とが等しく同意義とは絶対にありえない。世の中にあるそんな善意を詠った商品、それは商品包装に大きく「善意」の字が印刷されている中国製の冷凍餃子みたいなモノだろうか。今更説明するまでもないが、これは善意を食い物にする薄汚いビッチ共が…