2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

場合によっては、

腸炎で食事・水受け付けず、診断、一週間の安静なり。 点滴打ったらカラ元気出たし、左遷も決まったし、とりあえずこれ以上失うモンもなさそうなのでこれからオールナイトに行ってきます。 もしもヤバそうだったら、映画館に迷惑かけないように外出て救急車…

『時代屋の女房』

時代を売るから「時代屋」。大井町、三ツ又身代わり地蔵の向かいにそんな名前の骨董屋がある。ある日、日傘をさして猫を抱えた真弓(夏目雅子)という女がやってきて、そのまま店の主人、安さん(渡瀬恒彦)と同棲を始める。一緒に暮らしながら、お互いの過去に…

『怪談』

小泉八雲原作の『黒髪』(主役の武士・三國連太郎)『雪女』(主役の男・仲代達矢)『耳無芳一の話』(芳一・中村嘉葎雄)『茶碗の中』(主役の武士・中村翫右衛門)をオムニバス形式で映像化したモノ。 肝心の仲代達矢が主人公の『雪女』が原作に忠実過ぎるために大…

『地獄変』

時は平安、我が世の春を謳歌する時の権力者堀川の大殿(中村錦之助)、一方で庶民達は彼の従者達による横暴に苦しみ、栄耀栄華を極めるのは彼ら貴族達だけであった。渡来人の血を引く絵師、良秀(仲代達矢)は己の腕と大陸からの血筋に強烈な自負を持っているモ…

『機動警察パトレイバー2 the Movie』

友人に誘われた新文芸座のオールナイトで。各作品についてはかなりハードなファンである同行の友人から内容に触れない程度のレクチャーを事前に。お陰でより楽しく観ることができました。 「横浜ベイブリッジを破壊する」そんなテロ予告が政府に送られ実際に…

『ニワトリはハダシだ』

風光明媚なリアス式海岸に面する京都府舞鶴。商港・漁港を有し海の産業で成り立っている文字通りの港町であるが、嘗ては軍港として多くの徴用者が住み、戦後も引揚者の寄港先として、その最中に起きた転覆事故によって多くの朝鮮人犠牲者を出すなど負の歴史…

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

『喜劇 女は男のふるさとヨ』

スケベで頼りない金沢(森繁久彌)にしっかり者の竜子(中村メイコ)夫婦が切り盛りするストリッパー斡旋所「新宿芸能社」に、今は旅回りの踊り子を営む笠子(倍賞美津子)が久々に帰ってくる。そろそろ身を固めようと言うのだ。平穏な生活を望んで帰ってきた彼女…

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

『青函連絡船〜栄光の軌跡〜』

おとうさん、こんなすごいえいが、どこでみれるの? それはね、船の科学館の外に浮いてる羊蹄丸の中でだよ。 うわ〜、いろんな社会奉仕に寄与しているだけじゃなく自前でこんな映画と場所を造れちゃうんだから競艇マネーってスゴイね! そうだよ、同じギャン…

『チェチェンへ アレクサンドラの旅』

神はバベルの塔を破壊すると共に、人間達に異なる言語を与え、人間達が再び習合して天に迫ることの無いように混乱を与えた。 アレクサンドル・スフーロフは静かに語る、いつものように。 チェチェン国内にあるロシア軍駐屯地へ向かう軍用列車。武装した兵士…

『チェコ人形アニメの巨匠たち』

半分くらい寝てしまう。映画長距離リレーのアンカーがドキュメンタリーだとさすがにキツイ。 と、言うわけで、本編後におまけで流れた人形劇アニメについて。 では『リンゴのお姫様』。まずなによりも、お姫様を見つけて妃にしようとした若い王様が死ぬほど…

歳取った母親と2人暮らしの自宅警備員、母親がいくら言っても一日中PCの前を離れない。母親の作った飯も食わない。その内母親は入院して病院で寝たきり、するとそれまでいくら言われても働こうとしなかった息子、何も言わずに就職して給料から入院費を支払い、何も言われずに見舞いにも来るようになる。「イイ話だ〜」と感動したら、「それが美談という今の世の中おかしい」と突っ込まれる。それもそうだ。

その九十二 浦和区針谷三丁目 『馬頭堂』

さいたま新都心周辺が、トドより遅く半端に開発されるせいで、あのボロボロの大原橋が殆ど橋脚と化して寄りかかっていたパチンコ屋ごと撤去されて数年が経つ。与野側がトドなら浦和側はカバの如く、新橋の建設は遅々として進まない。そのせいで、与野駅東口…

その九十一 品川区大井一丁目 『大井蔵王権現神社』

この日は確か、都内でも上映館が既に僅かしかなくなっていた『ダークナイト』を観るためにどっかの映画館を目指して疾走していた時だと思う。バイクでは初めて走り回る品川区内、たぶん、おそらく方向は海の方だろうと勝手に考えて走り回った挙げ句狭い道に…

「船の科学館」その二

「その一」のまんまほったらかしだったシリーズ第2弾。こっちの方が印象深いことだらけだったので、時間は大分あきましたがよろしくお付き添いの程を。 さて、四方を囲まれる限り、日本国は海洋国であること変わりはない。嘗て信じられた無限の海原への夢と…

『素朴美の系譜 江戸から大正・昭和へ』於松濤美術館

目的は大好きな谷中安規*1を観たくて。他に仙?等もあるようだし。しかし、「素朴」って失礼な言葉でねぇかい? まあ、タイトルにこの題を付けたのはあえて奇をてらったのでしょう。 で、展示作品。直接展示されている地下階に行けばよいモノの、何にも展示し…

『チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート』

チャーリー・チャップリンの映画、この深みにハマれば誰でも映画好きになる。断言する。「例外はない」。この映画に登場するのは著名人という意味でいずれもマッドな方々だが、そんな彼らが語る「我らがチャーリー」を新作映画ほったらかしにここ新文芸坐に…

拾遺 将門ハシゴinトーキョー

やさぐれて退社して訪れた東京は随分と強い風が吹いていました。こんな日は神田明神に行きたいなと訪れたところ境内は初神楽の真っ最中、たいそうな人手でした。 景気の良いのは良い事です。ので、私がここにいなくても大丈夫そう(?)なので次に向かったのは…

『セックス・ピストルズ 勝手にやったぜ!』

老いたピストルズへの賛辞を一言で。 「このクソデ ブ!!!」 間違っても「あの腹が好き」とはならないが、「ピストルズ」という、たった一言で世界中のオーディエンスを虜にする、この音楽的年金受給者は何故か最高だ。自分的には"Submission"が一番良かっ…

司馬仲達

「鉄道博物館」

展示物を見学せず、外のベンチとか455系の中とかで同行者から国鉄・JR東日本の労組間闘争についてとか中国の経済戦略についてとかの講義を受けていたのは私です。調子に乗って鉄道模型のコーナーで、足の遅い列車を「順法闘争」とか、駅前の人列を「デ…

「船の科学館」その一

東京都13号地その1、周囲空き地、空き地を取り囲んだ海、その中にある船の形をした建物、建物の脇に二式大艇、入館のための公共の交通機関は何もない、それがこの博物館に対する私のイメージだった。もう一つ、私の住んでた学区の小学校では、ネタが無く…

今年の目標『今年こそ本気出す』

あけましておめでとうございます。二日前にご挨拶させていただいたばかりですが一応。「本年も皆様にとって実り多き年でありますように」 では、今年一番として本気なところを一つ。お年玉代わりに抽選でプレゼントでも。 まず、一品目。今年もたくさん映画…