2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『トウキョウソナタ』

失職したその日、妻に会い難くて2階から自宅に侵入。子供の習い事の禁止の理由が「唐突すぎる」。同じく失職してる友人の「家族ごまかし」の手法に感嘆。「俺達の子供がそんな才能あるわけないだろう」。「(家族を)守る」と宣言しながら誘拐されてる妻の前…

『真田風雲緑』

リアリズムを出来るだけ大事にして造られたと思しき時代劇の場合、見逃しても良いくらい細かい作中の錯誤が妙に気になって興醒めしてしまうのは私の悪いクセである。その点初めからほとんど考慮されていない本作は初めから安心して楽しめた。これが「娯楽映…

「義和団再来か?、中華ナチズムか? 震撼する中国と瀕死の北朝鮮を探る」於阿佐ヶ谷ロフト

久々ロフトのトークショーは政治ネタ。青木直人氏に煽動されに行く。 (主な話の内容) 金正日は恐らく再起不能。が、その事実は北朝鮮の体制崩壊→半島の統一国家誕生には繋がらず。なぜなら、本来民族統一に向けて主体的な行動を取る位置にある韓国が自国の経…

『緋牡丹博徒 お竜参上』

熊坂虎吉(若山富三郎)の突然の登場に、初め何が起こったかさっぱり解らず混乱。が、物語を通して観てみると、このちょびヒゲ親分の大暴れが一番の派手な見所と言うことがよく解る。そして、この親分、あんな形して赤紙が来るお年頃ということに二度目の衝撃…

その八十三 鎌倉市大町一丁目 『妙本寺』

夏の盛りに鎌倉に来るのは初めてだ。そういえば、晴れた日にここに来るのは久しぶりだ。バイクで鎌倉に来るのは初めてだ。年を追う毎に、ろくでもなく歳を得る。 さて、鎌倉は現在確認できる「武生札奉納最西端」の地である(他サイト等も参考)。いつの頃か知…

東京税関情報ひろばを(遊びで)訪問

東京税関にはその仕事の広い告知のため資料館を設けており、東京税関が品川からお台場に移転した際に展示資料を再編成し、今まで同様税関の仕事の啓蒙のためお台場の合同庁舎の一画に「情報ひろば」なる名称で設けられている。かつて品川にあった頃の資料館…

『東京残酷警察』

「警察が民営化されますた」同時に刑務所・刑務官等の矯正施設及び組織も同時に民営化されたものと見える。恐らく民営化したばかりで上場されていない東京警察株式会社株式はまだ国が保有していると見るのが自然だが、話の流れからすると或いは、どのような…

拾遺 TUTAYA上野店

久しぶりに上野をプラプラする。閉門間際の花園稲荷のお穴様に参る。松本英子先生の『荒呼吸』のお陰で今や(私の中では)全国区の勢いを反映してか、常とは異なる多くのお灯明。全ての灯明差しにロウソクが供えられているわけではないが、良い場所を押さえた…

『僕らのミライへ逆回転』

ミシェル・ゴンドリーが映画というメディアの嘘と欺瞞を描く。ただし、映画を愛することは忘れない。 私はパッセパークがアメリカのどこにあるかよく知らない。ついでに言えばファッツ・ウォーラーの功績もよく知らない。更に言えば本作も事前情報をほとんど…

その八十二 富士見市東大久保 『姥ヶ谷稲荷神社』

通勤途中のいつもの通り道なのに、この稲荷の存在に全く気付かなかったのは、両隣にかなり濃い目の集合住宅と大衆食堂に挟まれていてついついそちらに目が行ってしまうため。おまけに夏場は草ぼうぼうで社は緑の衣に隠れている。 社の裏手は休日太公望だらけ…

その八十一 川越市古谷上 『一本杉稲荷神社』

国道16号を避けて、川越市街へ向かうに微妙な抜け道はひたすら田畑の中を突っ切って行く。その途上、周り全て田んぼの中で「ぽつん」と小さなお社に鳥居。いつもこの道をぶっ飛ばしながらいつか参ったろ思って幾月、とうとう参拝したこの日は一面の晴れ模…

ネット通販で買ったマフラーを巻いて高速走っていたら首が締まって意識が遠くなる、ようなことをレビューに書いたら削除された。カレー屋で付け合わせにらっきょを頼んだら出てきたカレーの上に納豆がのっていた。オーダーを取った店員の名札「マスミ」と書いてあったので文句は言わなかった。

『ゾンビストリッパーズ』

ジョージ・W・ブッシュが4期目の大統領就任が決まった近未来のアメリカでは、イラクに続きイランその他中東周辺諸国、更には北朝鮮からカナダ・アラスカに至るまで世界中で自身に逆らうあらゆる国に軍を派兵しているアメリカ軍では当然の如く深刻な兵力不…

その八十 松戸市松戸 『松先稲荷神社』

「カラスが汚しますので油揚げは置かないでください」。なかなか無粋な都会のお稲荷様、境内には他に弁天の祠と庚申塔。旅の神はかつての宿場の名残、水の神はかつての水運の名残。本来は何れがこの社の主だったかもしれないが、やはり、商家の即物的御利益…

『アキレスと亀』

映画監督という仕事は大変クリエイティブな事でしょう。一方で諸人に理解されないクリエーターほど悲惨なモノはないでしょう。この映画で描かれるのはそんなあるクリエーター(「アーティスト」)倉持真知寿(吉岡澪皇・柳憂怜・ビートたけし)とその「才能」を…

三浦元被告に捧ぐ

『フツーの仕事がしたい』

ここで言う「フツーの仕事」とは、社員に正規の給料と超過時間分の給料を支払い社会保険にも加入させてちゃんとした正社員として遇する会社のこと。私は努力がだいっきらいで、とにかくやらなくてはいけないことから逃げてきて、運だけで世の中渡ってきた結…

『LOOK』

自分の性的趣向の中に覗きへの興味が全く無い方は観ない方が無難、かも。かといって『めぞん一刻』に登場する四谷氏ばりに「好きなことは?」「のぞきに尽きます」と言い切れる人も観なくてもいい、かも。今作、撮影は全て店舗設置の監視カメラ等自動録画用…

『ダークナイト』

一つ昔話をしようか。俺には以前、繊細すぎる同居人が居た。ある時心の均衡を失った奴は仕事に行けなくなって平日の日中にキチガイ病院に通院するようになった。世の中あまりに心の均衡を保てない奴が多すぎていつ病院に行っても奴は死ぬほど待合いで待たさ…

総統の帰還

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

無駄に器用な喫茶店のメニューから、「うなぎ」の文字が消えて、季節の変化を感じる