2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『愛おしき隣人』

私、この監督の描く「北欧の街の自動車渋滞」がなんか好き(前作『散歩する惑星』ではもっと長くて乗客の独白と運転手との掛け合い、更に車外の渋滞の様子、街行く人々の姿が秀逸)。鈍色の自動車・道路・街並み、渋滞に呑まれてゆっくり進むトラックから、夕…

その六十一 長野市松代町豊栄 『皆神神社』

4月末の話、悪しからず。 どこの情報だったか忘れてしまいましたが、「松代大本営」は松代町内に三カ所計画、その三カ所は跡地の見学が出来る「象山」地下と気象庁地震観測所になっている「鶴舞山」地下、もう一つ「皆神山」地下を選定されたとのこと。割合…

ヤングサンデーが7月で休刊になるそうで、

ファミレスの席でWEB見ながら「『小田原ドラゴンくえすと!』どーなるんだ・・・」と呟くと、後ろの席で折伏しているおばはんの「悩みがあればいつでもどぅおうぞぉ」の声が聞こえやかましいわあほたれ。

両眼のない眼、百頭女は秘密を守る

ミドリ『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』

そう言えば一年前やたらロフトプラスワンに通って通っていた頃のルーフトップ(ロフトグループの機関誌ね)に「ミドリ」というバンド名のボーカルさんの名前で書かれたコラムを連載していた。当時驕り高ぶった私は洋楽しか聴かず、日本のバンドに興味は向かず…

『平山夢明とデルモンテ平山の『ゴミ鍋』〜春だ!桜だ!臨死臨死のオイラたちは津山でGOGO編』於ロフトプラスワン

ほぼ一年ぶりのプラスワン。 本日中原センセ欠席。で、一応テーマは「津山三十人殺し」70周年記念。ということで前半は犯人の都井睦雄の墓参りにすげぇ田舎まで行ってきた柳下毅一郎氏の映像を交えた報告、の前にテンション高めるために『八つ墓村(ショー…

なっ、なによ、わたしは行かないわよ。行かないっていったら行かないんだからね。

独り言だけどさ 俺25日の日曜日にフリチベTシャツ着て渋谷をウロウロしようと思ってんだよね 12時から18時くらいまでウロウロして中国大使館前の笄公園のキャンドルライティングに 行ってこようと思ってんだよね でもさ 俺と同じこと考えてる奴が1万人くらい…

日本橋ヨヲコ『少女ファイト』

山本直樹の『レッド』を買いに行ったはずなのに、家に帰って手に持っていたのは何故か『少女ファイト』全巻だった。 いや〜バレーボール全然知らないので大変勉強になります、というような感想はほとんどなく、連々現れる印象的なセリフ、重〜い言葉を心底楽…

『JOY DIVISION』

朝からやる気の起きない、仕事に行く気力もなく、朝飯も食えない。ただ機器のスイッチだけ押す気力があれば、大音響でとにかく音楽を聴く。大体聴く音楽は決まっていて、以前はとにかくバカのようにNIRVANA。決して元気にはならないが、一応は仕事に足が向く…

『靖国 YASUKUNI』

この映画を「ドキュメンタリー映画」とすると、そう呼ばれる映画の中では「マイケル・ムーアの作る映画」に似ていると思う。「事実を一部正しく取材しない、取材の内容を作中に於いて中立の立場で反映しない」という意味で。更に言えば制作者はインタビュー…

日曜日、実家に帰るとテレビがつけっぱなしだった

私が住んでるところにはテレビがないので、テレビがついていたからといって特に観るわけでもなく、両親のチャンネルの変えるままにしておく。 『篤姫』が終わった後、日本テレビにチャンネルが変えられる。『なんたらかんたら法律相談所(うる憶え)』という番…

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

今更ですが。 まず始めに、最終的に官憲に屈服した貴方達に代わって、取り敢えず私が。「権力のイヌがふざけるな、イヌだけに特アに喰われやがって、死ね、ボケ」。3時間に及ぶ観賞中に駐禁切られたので、バイク乗りながら全然関係ない浦和警察署の前で叫ん…

その六十 長野市松代町西条 『白鳥神社』

社名に「白鳥」の文字のある場合、殆どが日本武尊を祭神として奉る。松代にある白鳥神社も例に漏れない。かつては真田家の先祖の地小県郡にあったとのことで、更にルーツを辿れば尊が白鳥となって舞い降りた地に行き着くことだろう。松代初代藩主真田信之が…

その五十九 長野市松代町西条 『竹山随御稲荷神社』

松代を訪問して、松代城方面から武家屋敷の門塀が残る市街地を過ぎて象山地下壕に向かう。途中佐久間象山を奉った象山神社に行き合うが素通り。残念ながら、性格悪くて殺された学者の奉られた神社にあまり御利益はなさそうだし。 市街地にも流れる堀様の水路…

その五十七 長野県上高井郡小布施町小布施中町 『皇太神社内 桜花殿』

もう本当に疲れたので、シャレにならないほど疲れていたし、明日も予定あるし、雨が冷たいし・・・。だからこのお社はお参りだけして済まそうかと思っていたんですよ。取材結構疲れるし。 ところが境内に一歩足を踏み入れびっくり。まず広い。広い境内にいく…

『ファクトリー・ガール』

ボブ・ディラン役(本人からクレームが来たため別の名前での役だけどあえて)のヘイデン・クリステンセンが似すぎていて、気持ち悪いアンディ・ウォーホルを演じるガイ・ピアーズよりイヤ。スカしたディランも気持ち悪いウォーホルも好きですけど、あくまでも…

その五十六 長野県上高井郡小布施町雁田 『岩松院内 福島正則公霊廟』

葛飾北斎が謎の『八方睨み鳳凰図』を残した岩松院に福島正則が眠るという。豪傑肌で少々思慮の欠けた粗忽な印象、故にその終わりを全うできなかったこの悲劇の名将を私は嫌いではない。いかにも華やかな鳳凰図観賞の後、この侘びしげな墓所を訪ねるの妙、こ…

その五十五 長野市権堂町 『秋葉神社』

権堂駅から西に向かって伸びる権堂商店街、このアーケード街の起点はイトーヨーカドー長野店になる。そのイトーヨーカドーの隣、なんだかでっかい獅子頭が岩の上にデンと置かれている。すぐ傍に確かに由来が書いてあったのはずだが、その向こうに見える神社…

ところで、あなたがここにいる理由を教えてくれまいか。

その五十四 長野市長野桜枝町 『天満宮』

時折降る冷たい雨に濡れながら、通りがかりに軒を借り、雨を避けて善光寺へ向かう。聖火リレーによる熱気と混乱を逃れて、この時間この地まで喧噪は届かず、もはや冷静さを取り戻した心の支配する身体は外気の干渉をまともに受けて当然の如く凍えるように冷…

その五十三 さいたま市大宮区大門町 『倉屋敷稲荷神社』

昔の大宮市役所、今の大宮区役所のお隣、区役所庁舎が相も変わらず建っているのとおんなじように、こちらも昔から相も変わらず鎮座している。昔は寿能城近くに奉られていたのとのこと。寿能城って県営団地の中、産業道路に面して碑がぽつんと建ってるだけで…

「首」蘊蓄

何が不思議かって、人間と呼ばれる者全てにこんなモンが天辺に載っかっている。どう使っているのかはまあこれは置いておいて。 「ヒト」の進化の過程で「立ち上がる」、即ち「直立歩行する」ということは「首」のそのまた天辺載っかっている「脳」を進化させ…

その五十二 さいたま市北区土呂町 『百体庚申社』

道路にまで溢れてくる、参道のツツジがあんまりキレイだったので、前から大変気になっていたお社。 かる〜い気持ちでお参りして少し驚く。コンクリ造りのお社の中、真ん中に御神体らしき石碑、その両脇に「三猿」様のお猿さんの石像が二体いて一体は片手で御…

その五十一 新宿区荒木町 『金丸稲荷神社』

前回と同じ四谷は荒木町に鎮座するお稲荷様。狭い道を抜けようとして大通りに抜けようとすうと、いきなり石の鳥居、鳥居を潜ってちょっと危険なほど急な石段を登るとこのお稲荷さんの横っ腹に来る。社の位置も、狛狐の向きも、入口とはそっぽを向いて大通り…

その五十 新宿区荒木町 『津の守辨財天』

その昔、この地にあった花街は、湧き出る泉を中心に栄え、水量多く渓谷の感さえ漂わせた景観は、江戸時代には大名屋敷の中のお大名の個人的なお庭の一部だったそうで、23区内に渓谷、スゴイお話です。冒頭の花街は、維新後この地が庶民に解放された後に発…

手塚治虫『ころすけの橋』

童話風に・・・。 カモシカさんは日本固有の生き物で世界的に見て非常に珍しい生き物なんだそうな。珍しいので国は保護の対象として特別天然記念物にしてあげたそうな。ところがそのカモシカさんたちは保護されているのを嵩に着てお百姓さんの大事な畑を荒ら…

その四十九 新宿区左門町 『於岩稲荷陽運寺内 稲荷社』

田宮神社と道を挟んで斜め向かい、もう一つ「お岩稲荷」があるのは有名な話で、「お岩稲荷」を詣でる際は両方詣でなければいけないとは有名な俗信である。一応俗信に従ってお参りする。 こちらの「お岩稲荷」はお寺である。お稲荷様には豊川稲荷系の寺院とし…

その四十八 新宿区左門町 『お岩稲荷田宮神社』

大物です。大物の基準がよくわかりませんが。 さて所謂「四谷怪談」で有名な通称お岩神社、そもそもお岩による夫田宮伊右衛門への亡霊の復讐譚は全くの創作で、なぜお岩さんが夫に仇為す亡霊のモデルとなったのかよくわかっていないそうな。事実の田宮伊右衛…

せめて、人間らしく

まずはできることから。できることが見つからなければ、祈ってみましょう。信仰心に依らなくとも、人々と自分自身のために。そうすると、あら不思議・・・。 「Free Tibet」デモ後、代々木公園でのキャンドルライティングで思った「祈りってすごいな」。

『アイム・ノット・ゼア』

ボブ・ディランだから「格好良い」だけで理屈はいらない。だからといって女連れてディランを観に行ってはイケナイ。だって俺、ボブ・ディランのどこが良いのかわからねぇもの。 さて、ここに登場するのは6人の、それぞれ異なる、演じる役者も異なるディラン…