観賞

大河ドラマ『風と雲と虹と』

将門好きとしては要チェックの本作。行く先々のTSUTAYAで入荷していたので職場に一番近いTSUTAYAで借りたモノの何故か9巻のみが欠けており途中色々難渋してやっとのこと鑑賞終わりました。 荒俣宏原作の映画『帝都物語』以前に「平将門」と云う名前を全国区…

キリンジ 『KIRINJI 10th Aniversary Special Show Case Final@ Billboard Live TOKYO』

お昼休み近くのTUTAYAに『機動戦士ガンダムUC』買いに行ったらひっそりと置いてあったので衝動買い。やっぱ本・CD・DVDは店舗で買いたや。 素晴らしい。最初から最後まで高いクオリティー保ったままの演奏がきっちり仕事こなす職人みたいな印象。特…

今週の『ポテン生活』

うぉぉ・・・面白すぎる! ヤバイ! ああ すさまじいエネルギーがここまで伝わってくるぜ

『旅 「第1部 東方へ〜19世紀写真術の旅〜」』於東京都写真美術館

最初の方に、登場したての「カメラ」によって撮影された風景が延々登場したけど、お目当ては19世紀末の日本の様子を彩色付きの写真で紹介した『JAPAN』のオリジナルまんまの大判だったのでそこまでスルー。途中インドとか中国とかもあってあんまよく憶えて…

『プレス・カメラマン・ストーリー』於東京都写真美術館

主催が朝日と侮るなかれ。今ほど動画資料の発達していない当時の報道写真。初めて紙面を飾った当時の、送り手のただ一つの思い、ギラギラするほど熱い「伝える!」という一文字の鬱陶しさを想像。対して、実際にその場でカメラを構えるカメラマンは結構自然…

『暴れん坊将軍 「江戸壊滅の危機!すい星激突の恐怖」』

いつものように遠眼鏡で夜空を覗いていた将軍・徳川吉宗(松平健)はふと、異様に輝きまるで接近してくるかのような天体を見つける。ただならぬ怪異の気配を感じた吉宗は在野の天文学者、西川如見(笹野高史)を召し出し、更に大目付・黒瀬日向守(西沢利明)に調…

QUEEN+PAUL RODGERS 『the cosmos rocks』

はじめに断っておきますが、『QUEEN』のアルバムではなく『QUEEN+PAUL RODGERS』のアルバムです。しかも現在の『QUEEN』とは『MAY & TAYLOR』のデュオを指すのだから*1、このアルバムを「オリジナルのクィーン」と比較して「クィーンじゃない」とか言う奴、…

伊藤若冲『旭日鳳凰図』

鳳凰とは一語で雌雄を現す。若冲の描く『旭日鳳凰図』は、海面の遙か彼方、雲の覆いを取り払い、今より当に勢いの盛んにならんとする朝日を受けて、夜の雌伏を振り払うが如く翼を広げるは雄であろうか。ならば同じく日の光を受けながらも夜に辞するが如く静…

曾我蕭白 『群仙図屏風』

「蕭白、今日はキメてるな」

曾我蕭白 『寒山拾得図屏風』

「蕭白、今日も飲んでるな」

曾我蕭白 『唐獅子図』

「蕭白、また飲んでるな」

『The Vivienne Westwood Opus Exhibition- ヴィヴィアン・ウエストウッド オーパス展 -』

何を観せてくれるのか知らず、意味も解らず行って来る。すると会場の白い壁に沢山の巨大な写真、すべてヴィヴィアンと縁のあるモデルさん達。サイン入り。 モデルの知識無いので、というかそれ以前に人の顔憶えるの苦手なので誰がどーとかよく解らずぼーっと…

THE NO SMOKING ORCHESTRA『BLACK CAT WHITE CAT』『LIFE IS A MIRACLE』

Unza Unzaの熱気が未だ冷めず、更なる刺激を求めて衝動買い。 私、語学力ほぼゼロ。更にセルビア語の歌詞。よって歌詞はなんだかさっぱり解りません。ので、こないだのコンサートでもノーテンキに騒いでる最中「コソボは我々のモノだ!」とか煽られても何も…

DAVID BOWIE『FIVE YEARS』

モードが果てしなくウツに近くて突発的な悲嘆が加わり、人生におけるマイナスの臨界点に達したような錯覚に陥ると、いろんな物事が容易に常温核融合を起こし、副産物としてしばしばこの歌が響く。 「我々に残された時間はたったの5年間・・・出来ることなど…

ミドリ『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』

そう言えば一年前やたらロフトプラスワンに通って通っていた頃のルーフトップ(ロフトグループの機関誌ね)に「ミドリ」というバンド名のボーカルさんの名前で書かれたコラムを連載していた。当時驕り高ぶった私は洋楽しか聴かず、日本のバンドに興味は向かず…

 葛飾北斎『八方睨み鳳凰図』

北冥有魚 其名爲鯤 鯤之大 不知其幾千里也 化而爲鳥 其名爲鵬 鵬之背 不知其幾千里也 怒而飛 其翼若垂天之雲 是鳥也 海運則將徙於南冥 南冥者 天池也・・・ ここ信濃の地に、南冥のあること初めて知る。鵬の住む天池とは、即ち岩松院なる寺院に当たる。 小布…

GG ALLIN 『CARNIVAL OF EXCOSSS』

例えば、自分の子供に初めて買い与えるCDがGGアリンだったとしたら、その親は子供にどう育って欲しいと願うのだろうか。 別に、観賞の感想と冒頭の文言に何ら関連はない。よくわからないままに、名前の持つイメージを期待してこのアルバムを聴くことで拍…

『QUEEN HOUSTON 1977〜NEWS OF WORLD USA TOUR〜』

初恋の人が想い出の中同様、いつまでも色褪せず、いつまでも美しい・・・というのはやはり映画だけのお話。 最もここで語る「初恋の人」とは、嘗てVHS版『QUEEN RARE LIVE』にて、ダイヤ柄のバレー様ステージ衣装を着てグランドピアノに向かい「My Melanchol…

キリンジ『ペイパードライヴァーズミュージック』

どうも、私の音楽の趣味に関して大変な偏りがあり、或いはその考え、甚だ偏狭である事、これは否めない。歳を取ってくるとなかなか新しいモノに馴染めず、古くから馴染んだモノに、例えそれがこの上なく時代遅れで陳腐と評されようと、最後は固執してしまう…

QUEEN『THE ROYAL COUNTDOWN』

聞いたこともないタイトルのCDをレコード屋で見つけて、PCで聴く。呼んでもいないのにメディアプレーヤーが起動して勝手に世界のどっかと繋がる。そのCDが、メディアプレーヤーでさえも情報を見つけてくることのできないシロモノであることが判ったとき…

ヨハネス・フェルメール『牛乳を注ぐ女』

・・・えっ?

近所のゴミ捨て場で

ニューオーダーのライブDVDを拾う。 やっぱ、若い頃のバーナード・サムナーのへたっぴ振りが何ともすがすがしくて良い。時々思い出したかのように入る、私のような楽器のことまるでわからない奴でも呆れるばかりのヘタレな演奏が、まるで中学英語しか話さ…

大竹茂夫 (『物語の真っ只中』展より)

美術館へは、なるべく平日に行くことにしている。日曜日、入館するためのみに列を為し、やれやれと入館できたと思えば、お目当ての前にはこれまた黒山の人集り、吐息、人いきれ、そのまま絵画に移るのではないと思われるような化粧と香水の臭い。人の頭越し…

カール・ユンカー 『Junkerhaus Lemgo(いわゆる『ユンカー・ハウス』)』

2005年、銀座はハウス・オブ・シセイドウで行われた「アール・ブリュット展」。二階展示場、奥の方の壁際、いかにもドイツ人というような作者名を冠せられた彫刻が一点だけ。マルティン・ラミレス、ヘンリー・ダーガー、アドルフ・ヴュリフェリ、マッジ…

サルバトール・ダリ『パン籠』

「この病棟には、なんでダリの『パン籠』が飾られているのかな?」手術直後、なるべく患部に負担をかけないようにゆっくりゆっくり歩いていた時の話。 多くの病院で、院内の廊下に、絵が飾られている。その機能的性質上、院内装飾は白を基調とした方が無難で…

水木しげる『妖怪道五十三次』

何年か前に江戸東京博物館で水木しげる展をやっていて、そこで購入。持っているのは旧版の画集。本来は浮世絵形式の一枚一枚版画で刷られた絵なのだが、一枚がうん万もする代物なので貧乏人には手が出ません。水木先生大好きなのでとりあえず買ってみました…

ブログのデザインについて

そのうち飽きて他のデザインに変えると思うので今の内に説明を。というかデザイン替わったらなんのことやらますますもってわからなくなるか。 で、若冲「紫陽花双鶏図」の一部(鶏の部分)である。正直若冲という名前は最近まで知らなかった。「リアルだけど…

理想の自画像

右上の肖像画は英国王リチャード三世。「せむしのリチャード」なんてかっこいい渾名が付いている英国歴代君主の中で屈指の悪役。何をやった人かはめんどくさいから割愛。グーグルなりウィキペディアなり興味があれば勝手に調べて下さい。 で、言いたいのはこ…