水木しげる『妖怪道五十三次』

 何年か前に江戸東京博物館水木しげる展をやっていて、そこで購入。持っているのは旧版の画集。本来は浮世絵形式の一枚一枚版画で刷られた絵なのだが、一枚がうん万もする代物なので貧乏人には手が出ません。水木先生大好きなのでとりあえず買ってみました。が、しかし・・・
 広重の東海道五十三次を下敷きに、何の脈絡もなく水木ワールドの妖怪達が描かれた大変シュールな絵で、水木先生、本当に好き勝手、思いつくまま描き綴ったと思われる内容。私の場合、あんまり細かく観ずに、流すように観るよう心がけています。そうして何度も何度も観るようにしています。
 まあ、水木作品に親しんでいる前提がないと・・・。