2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『平山夢明とデルモンテ平山のゴミ鍋〜地獄のいけにえ鍋編』 於ロフトプラスワン

毎度毎度の事ながら、相変わらずのバカ話に大受け。しかもほぼ満員、回を重ねるごとに固定客が増えていくようで。本日は久々に平山先生の独壇場。 で、肝心の内容、どんな話をしたかというと・・・。とにかく強烈な笑いと印象だけが後に残って詳しい話はなん…

『ニーハオ訒小平』

すげーおもしろかった。ちゃんとした形で社会主義国のプロパガンダ映画観たことなかったので、すごく新鮮。冒頭の製作会社のロゴが人民解放軍の兵士が前方を指差して進軍している絵なのでいきなり大爆笑。劇場内で私一人が・・・。「同志」訒小平に対するこ…

水木しげる『妖怪道五十三次』

何年か前に江戸東京博物館で水木しげる展をやっていて、そこで購入。持っているのは旧版の画集。本来は浮世絵形式の一枚一枚版画で刷られた絵なのだが、一枚がうん万もする代物なので貧乏人には手が出ません。水木先生大好きなのでとりあえず買ってみました…

平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』

読んだのは大分前ですが。 まさしく平山夢明先生のもつ才の旨味の一部分を、絞り出し、煮出し、当に「ドロドロした」という形容がよく似合う液状のモノとして取り出し、冷やして固めてなお、言い知れない香りを湛えた珠玉のエッセンスとするに相応しい一冊。…

『ブラックブック』

キューベルワーゲンだ!期待していたものの全然出てこないから諦めていたが、最後近くなってやっと出てきた。レプリカなんだろうが、映画の製作者の妙なこだわりを感じますね。たぶんなんのこっちゃわからないと思いますが。ちなみにシュビムワーゲンは出て…

『ナージャの村』

前回観た時は「原発問題ドキュメンタリーオールナイト」ということもあって寝てしまいました。ので本日観直し。 さて、作中大きなテーマとなているのが「原子力発電の負の部分」であることは確かなのだが、あからさまに「原子力開発」を非難する言葉は出てこ…

『寺島町奇譚 ぎんながし』

部屋の中に、大量に放置してあるDVD-Rがある。少しづつ整理しているのだが、中身を確認しようとすると保管したことさえ憶えてない謎のデータ・録画した映像などなど出てきてつい見入ってしまう。今回の映画というかアニメはそんな経緯で我が家に眠っていて発…

『あっ!この家にはトイレがない!』

昨日、「訪問布教」をネタにしたので、思い出しついでに。言わずと知れた天才河崎実監督作品。と言ってここで紹介(?)してもまず観る機会に恵まれないかもしれない映画なんだが。 訪問布教(と言う単語があるのかよくわからないが)が出てくる映画と言えば、『…

たまの休みに珍しく家にいると

訪ねてきそうな人などいないはずなのに、なんかお呼びでないお客がよく来る。 高確立で来るのはなんかの請求。もうよくわかっているのか新聞屋なんか必ず来て契約とかしていく。なんか、今後契約のおまけに金券の類はくれなくなるそうだ。他のおまけってあん…

手抜きです、はい

ああ、洗礼者ヨハネの首が欲しい。

お役人の思考って本当おもしろい。

本日も長崎市長銃撃事件に関連した話題を。不謹慎ではあるがバカバカしくて思わず笑ってしまったネタを。まあ、選挙戦最中、投票を目前にしてこのようなことになるとは前代未聞のことなので、お役所得意の「前例」と言ったモノを引っぱり出せないということ…

Memento mori〜汝、死を想え〜

頭を冷やすために一日置きましたが、そんなには簡単に冷静になれないものです。 やはり、つまらない、取るに足らない人間の手にかかって死ぬのは嫌だなあ。伊藤一長長崎市長を撃った男は、どう見てもどうでも良い、つまらない人間だと思うが。必ずしも政治家…

吾妻ひでお『逃亡日記』

毎度の事ながらワンテンポずれていて申し訳ない。苦しみながら最近読み終えたので。 で、この本、かの大ベストセラー『失踪日記』の兄弟本、他に『うつうつひでお日記』と合わせて「日記三部作」と言うそうな。帯にはそう書いてある。つられて手に取り中身を…

『ホラー・ドラコニア 少女小説集成【壱】 ジェローム神父』

初めてマルキ・ド・サドに接しようと思った時、文解的な感性を頼りにその代え難き風味を心ゆくまで堪能したければ、訳者に澁澤龍彦を選ぶはまず無難である。 もしもあなたに文解的な感性が乏しく、読書の折り、文解と共にたちどころにして頭の中をサドの世界…

浪費

Vivienne WestwoodのIDカードケースを頼む。職場で使おう。どれだけの人が気付くか? 浪費と引き換えのように先程から喉が痛くてしょうがない。どっぷりと、消費の美徳に浸かった子供にはそんな程度では痛みに気付かない。まだまだ、止まらない。

『ヘンリー・ダーガー展』於原美術館

品川って駅外に降りるの初めてだ。23区内に新幹線の途中駅あるって未だに信じらんねえな。品川駅はジェットコースター鉄道京急のイメージが強烈すぎてピンとこない。 当然原美術館も初めて。高級住宅地の一角、入った印象は都立庭園美術館と似たような印象…

みんなががっこへ行けるのもけいさ〜つさ〜んのおかげですぅ♪

先々日の日記で出てきた『おかしいぞ〜』という本、と言っても誰も知らないだろうが、実は今手元にないんです。本日はそのいきさつを。 お好きな人にはたまらない、通好みの対戦格闘ゲーム『ソウルキャリバーⅢ』。紆余曲折あってやっとこさ登場したアーケー…

光差し、明るく映える真っ白の廊下

最近は、病院行くと車椅子が多くて。御老人が多く受診されているからというのもあるのだろうが、もはや院内になくてはならないオブジェのような存在に見えてくる。どうせオブジェだったら・・・。それにしても院内付属の車椅子は画一的な形・色で大変無粋。…

『それでもボクはやってない』

観たのは少し前ですが。話題になった映画ではあるし、このブログを見ている人はたぶん内容知った上でここに来てると思うんで詳しい内容は端折ります。見所は主人公が巻き込まれたとんでもない不条理・・・その「運が悪い」とか、「悪意を持った人間に関わっ…

弱し

管理者自身のことなんか興味ないと思うがまあそう言わずに。 何気にかわいいモノには目がなくて、衝動買いしてしまうこともしばしば。本当に。 特に動物がデフォルメされて描かれていたり、立体化していたりしているキャラグッズなどは、もう涙が出るほど取…

たいせつなことば

現代は言葉が軽くなってしまった。言葉で表す事と何の関連性もなくモノが溢れれば、言葉もモノ同様賞味期限を定めて期日までにきちんと消費するかもしくは処分しなければいけないと錯覚しても仕方ないのだろうか? 昨日話題にした澁澤龍彦先生の文章を改めて…

澁澤龍彥-幻想美術館 於埼玉県立近代美術館

さいたまと侮るなかれ。特に講演は大盛況で立ち見まで。幻想の名の下に・・・全く消化しきれていない事がよくわかる。もっと、遊ばねば。本のままでしが渋沢龍彦先生をイメージできない世代にとって、身近にいた人が語る先生は、大変新鮮。そう言えば、私は…

『ラスト・キング・オブ・スコットランド』

「アントニオ猪木とデスマッチがしたい」などと言いたれた国家元首なんてこの人くらいのもんでしょう。ウガンダの元大統領、イディ・アミン。政権奪取の後、権力維持と猜疑心から国中を狂気に巻き込んでいく話。ひょんな事から大統領の側近になったスコット…

『第46回トンデモ落語の会』

出演者 三遊亭白鳥 立川談笑 瀧川鯉朝 立川談之助 快楽亭ブラック ※前座 立川キウイ実は初めて。第46回にして。 当然、「マトモ」な落語ファンなら眉をひそめる内容。「テレビでみれない川崎劇場」とはロッテオリオンズ最晩年に何とか川崎球場にファンを呼…

『不都合な真実』

今更ですが。 一番驚いたのが「ほとんどのアメリカ人が本気で『地球温暖化』と言う言葉を知らない」という事実なのだが。アメリカ人て本当にバカ。「地球温暖化」と言う事実を最も早い時期に気付いて本気で研究を始めたその国の人が、どうしてこんなに無知か…

佐川一政『業火』

本を読み、その感想を述べる時、読んだ直後の気分、所謂「読了感」と言うものを重視している人も多くいると思う。とてつもない量の読書量を誇る賢人となると、そんなもの感じる暇などないほど読書に没頭するかもしれないが、私のようにそんなに読書量が多い…

春日武彦×木原浩勝トークライブ「ドキッ!? えっ!ソレ精神病だった!?〜とりあえずコーラ頂戴。」一杯目

昨日ロフトプラスワン行われたイベント。 やはり・・・春日先生素晴らしい。職業柄、一般の人よりずっと多く接している「なんちゃって精神病」のキチガイ共のお話を、立場を離れて純粋に明るく、屈託なくお話しされていたのがとてもおもしろかった。 そのほ…

大野一雄 ひとりごとのように

毎度の事ながら、やはりドキュメンタリーは見る人を選ぶのでしょう。映画の日にも関わらず場内はスカスカ。もったいない・・・。こんな素晴らしい事実に巡り会えるなんて滅多にないぞ。またもや最初に言ってしまったが。まあ、今回の映画の日は人混みに揉ま…

『善き人のためのソナタ』

映画の日なのにあまり人が入ってないのが気になる。良い映画なのにねぇ。最初に言ってしまうが。 「シュタージ」、その言葉が実際に血肉を伴い恐怖と賞賛を帯びて世界に君臨していた頃、言葉の意味するところも知らず、無闇に東側諸国を理想として賞賛する社…

花日和

本日、春らしい麗らかな陽気に誘われて、あるいは元々何か目的があって、いずれにせよ過ごしやすい陽気の中漫ろ歩きに足を取られた方々はさぞお得な気分を味わえたことでしょう。 見ての通り都内は桜がほぼ満開。ガチガチに舗装された神田川沿い、シャッター…