弱し

sans-tetes2007-04-11

管理者自身のことなんか興味ないと思うがまあそう言わずに。
何気にかわいいモノには目がなくて、衝動買いしてしまうこともしばしば。本当に。
特に動物がデフォルメされて描かれていたり、立体化していたりしているキャラグッズなどは、もう涙が出るほど取り乱してしまう。ネコとかウサギとかペンギンとか。JR東日本のスイカなんてペンギンに負けて入会したようなもんだし、auのリスモ君の描いてあるポーチが欲しくてサービス考えず契約してしまうし。だからそのポーチが盗まれた時には、悲しみを通り越して殺意を覚えた。
あ、ディズニーは嫌いです。ぷー以外は。かわいくないし、だいたい。

さて、そんな経緯で家に連れてこられたネコ君が二匹、我が家の片隅に仲良く鎮座してます。以前の日記に紹介した「鎌倉、極楽寺前招き猫」。その後故あって手に入れる事ができたハデめとシブめの二匹。見れば見るほどかわいくて、なんだかおかしくなりそう。
前の記事でも述べたがネコの皮は古布を縫ってできていて、なかなか手に入らない代物。かわいさに理性が麻痺してしまうのを必死に耐えて、よくよく観察してみれば大変凝ったデザイン、柄、文様。現在の作ではあまりお目にかかれない、本体全体の印象とは違う意味で、大変良い味出している。かつて存在した素晴らしい技術が、「消費」「経済」「競争」「経営」等、重要だが無粋な理由で消えてしまったとしたなら、大変情けない話ではある。今となってはせめて語り、伝えることしかできない。だからこそ、このネコ達には見かけ以上の深い価値と宿命がある。
このネコ達は、進物としてお配りするために、仮の宿を我が家に借りに来ている。あまりにも離れがたき故に今少し、今少しと引き延ばして今日に至る。さすがに明日は一匹を職場に送らなくてはいけない。その名残を惜しむため、このことを今日の日記に記す。当に、嫁ぐ娘を送る気持ち・・・。私は親になれないかもしれない。