2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今回の『荒呼吸』

「業」と言えば今回まで三回連続の松本さんのエピソード。最後のコマの「また明日ね〜」で、なんとなくああ良かったと安心してしまった。「帰りは必ずビール 『その方が効く』ってことにしてみた」ってセリフ・・・「してみた」って何気に深い! 感心することの多か…

こないだの『少女ファイト』

前回の滋に続き、久々登場の本間さん。高校生なのに、みんな業が深いよね。こんだけの難病スパイラルに陥ると普通なら鼻白んでしまうのだけど、この作者の作品の熱さに飲まれると気にならなくなる。ここまで次回を期待して、その月一連載という進みの遅さに…

おねん

その九十五 市原市月崎 『不動明王堂』

久留里から東へ抜ける。緩やかな峠を抜ける、こぢんまりとした渓谷、手を伸ばせば届きそうな谷底が少しばかり広めの小川となって平地に出る。房総半島を東西に抜けると何処も例外なくこんな風景が続き、やがて海が現れる。海に行き当たるにはまだまだ遠いが…

本物の百頭女みたいだった

無理強いは良くない

彼も去っていく

名も告げずに去っていく

監視社会

『山の音』

還暦過ぎた信吾(山村聡)と保子(長岡輝子)夫婦に同じ屋根の下、息子夫婦の修一(上原謙)と菊子(原節子)。鎌倉の山近く、静かな里に居を構える尾形家。経営する会社のいずれは跡取りとして期待する息子であるが、最近妙に嫁によそよそしい。美しく気立ての良い…

警察国家

街中の年寄りネコ二人、人でいうとこんな感じか

↓ そんなに遠くない新宿区内

シンクロニシティ

街を歩いていたら尾藤イサオのポスター。当方ロカビリーに造型深くなく、彼の名が脳裏に浮かぶことはない。が、この日、出かける前に確かに彼の名前が頭に浮かぶ。アレは確か映画の感想を書くためなんとなくWikipediaの「柳家小三治」の記事を見ていた時のこ…

『バオバブの記憶』

「せんせえ。星の王子さまが、バオバブの木を恐ろしいモノとして忌み嫌うのは、星の王子さまの住む小さな星が実はその何倍からなる広大な植民地経済の恩恵によって成り立っていて、その植民地に住む人々がその場所にはびこるバオバブの木を強く信仰して星の…

『小三治』

「小さんは天才だ。彼と同じ時代を生きる我々は実は大変な幸運なのだ(夏目漱石『三四郎』より、後半部はうる憶えのてきとー)」漱石が絶賛した三代目柳家小さんの生きた明治の世の遙かに過ぎて、実は今、我々*1はそれと同じくらい大きな出来事を目の前にして…

カメラ買う

カメラまで壊れる。 破壊直前に撮った写真↓ 直後にカメラ持ったまま頭からダイブ。 いずれにせよ、カメラがないと不便。毎日の生活が面白くない。そしてこんな時に限って絶好のシャッターチャンスが目の前を通り過ぎ、それをみすみす逃す。以下、この数日の…

いしいひさいち『大阪100円生活』

「運転助手のアルバイト代が封筒開けたらハナシより多かった」「いくら多かったんだ?」(指を二本立てる)「なんだ200円かよ」「まさか、2000円だろ。コーヒーおごれよ」「ゼロが2個多かった」ゲッ「いったい何を運んだんだおまえ!」 まだ字の読めない幼い子供に…

西大宮

たぶん今日一日「西大宮駅」というキーワードに釣られてアクセスが伸びると思うから話題にしてみる。はっきり言って嫌がらせです初めに謝っておきますすいません。 遠くでもないので始電もしくは初日の開業に行ってみようと思ったけど、帰ったの2時だったの…

『遭難フリーター』

冒頭、監督兼主役の岩淵氏がえらいこっちゃな寝癖で納豆をかき込む姿はかなりなインパクト。「派遣」「非定住者」を扱っている作品として今の時期のリバイバルはタイムリーな上映と言える。前半はその「ハケン」として「夢を追う」或いは「東京にあこがれる」人々を時…

『ニューズレター・チャイナ』

大規模に発生したチベット暴動から先日で一年経つそうな。「そうな」と言う時点で、この出来事とその後世界中で起こったイベント的中国叩き、鑑みると「何だったの?」との感想しか出てこないのが正直な感想である。その延長上にあるあの長野での出来事でさ…

『いのちの戦場 -アルジェリア1959-』

暫定的に住処を閉め出されたが、泊めてもらうのを頼める友達もいなく、さてどうしよう。そんな時はやはり映画のオールナイト上映。映画が好きで良かったね。 さて、もう十年以上前のこと、初めて『シェルブールの雨傘』を観賞、それ以来気になることが一点。…