2009-03-19から1日間の記事一覧

『バオバブの記憶』

「せんせえ。星の王子さまが、バオバブの木を恐ろしいモノとして忌み嫌うのは、星の王子さまの住む小さな星が実はその何倍からなる広大な植民地経済の恩恵によって成り立っていて、その植民地に住む人々がその場所にはびこるバオバブの木を強く信仰して星の…

『小三治』

「小さんは天才だ。彼と同じ時代を生きる我々は実は大変な幸運なのだ(夏目漱石『三四郎』より、後半部はうる憶えのてきとー)」漱石が絶賛した三代目柳家小さんの生きた明治の世の遙かに過ぎて、実は今、我々*1はそれと同じくらい大きな出来事を目の前にして…