2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

その十八 大阪市西成区鶴見橋一丁目 『子安地蔵』

私はそもそも根っからの関東人、関西にほとんど縁なく、そのため彼の地でモノを購入したときにいただく決めゼリフ「毎度おおきに」、この言葉に慣れることが出来ず、いただいた際の対応にその都度戸惑う。私の住む地域ではまず信じられない程の長大さを誇る…

その十七 大阪市天王寺区 『堀越神社内 大上中仙全真宅霊符尊神社』

四天王寺の極楽門、谷町筋と並行する参道を南に、天王寺駅駅の方へ歩く。谷町筋とこの参道と、お互いに並行することを止め、それぞれが相手に擦り寄るようにして近づいていき、やがてぶつかる。そのぶつかった辺り、谷町筋を挟んで向かい側、鳥居のない神社…

『牡牛座』

ある戦役を境に英雄となり、やがて生きながら半ば軍神となった東郷平八郎元帥は、晩年、認知症の症状が顕著となり、的外れで狂った意見〜軍神のそれは命令と言う〜をしばしば自らを崇める海軍に向かって言い放ち、諸処の業務に多大な停滞をもたらしたという…

『ファーストフード・ネイション』

以前ブログで書いた『いのちの食べかた』、巷では何やら大反響で、未だに上映しているらしい。テレビも新聞も見ないからよう知らんけど。 で、こちらの映画も食材の製造過程、世界中のみんなが大好きな「ハンバーガー〜ファーストフード〜」に焦点を当てて描…

その十六 大阪市天王寺区 『四天王寺内 地蔵・如意輪堂』

私が以前この地を訪れた時、天王寺公園内の遊歩道に軒を連ねるカラオケ屋台の盛んな頃で、昼間から風に乗ってこの荘厳な極楽門にまで響いてくる狂った歌声、門前には何故か仰向けに寝っころがったおっさん、周囲を囲む塀と連結せずに、所在なく孤立するよう…

『たそがれ』

ピンク映画観て涙が出た日。 単純に、心の隙間に入り込んで来るような映画って感想書き難い。陳腐に泣かせようとする事が目的の映画に何ら魅力は感じられず、一応「高齢者の性」という一見重い(私自身は重いなんて感じたことはないのですけど)テーマを扱った…

『山本直樹BEST オールナイトセレクション』

レイト→オールナイト→モーニング、すべてピンク映画でさすがになんだかわからなくなる。元はと言えば『たそがれ』を見たかっただけなのに。 さて、山本直樹センセ、この人の漫画にいつから「エロ」以外の何か、作品毎、その都度異なるなんだかわからない「何…

その十五 流山市鰭ヶ崎『東福寺奥の院 千仏堂内 六地蔵堂』

この道、そのまま歩けば流山線平和台駅に直接ぶつかる。ここで取りうるルートは三つ。平和台駅から電車で直接馬橋へ、流山駅まで歩いてそこから馬橋まで、そしてこのまま線路沿いを新松戸まで歩く。本日は最後の方法を採ることに。 久しぶりのこのルート、歩…