なんとなく、イー・モバイル体験記

 それにしてもなんて脈絡のないブログだ。

 設定中、いきなりトラブル。CFカードが自機のスロットルに入らない。取説をよく読むと「仕様・CFカードtype2」とのこと。自機のはtype1。聞いてない、と言うかそれ以前にCFカードに種類があったなんて知識ない。
 早速購入店で返品含めた相談。すると。「詳しい者に確認します。少々お待ち下さい」(少々後)「お待たせしました。そのまま無理矢理突っ込んで下さいとのことです(笑顔)」。にわかには信用できかねます。ちなみに破損の際はお客様の責任だそうな。が、他に方法はなくないが、購入一週間以内なら無料でキャンセル可能とのこと。簡単に引いては面白くないこともあり、その場(お店のカウンター)を借りて試してみることに。なるほど、カード・スロットル双方の大きさが合わないという根本的問題は、力技で難なく解決することをこの場で学習する。その手応えから、一応端子同士は違和感なく出会えた様子。引き換えに、カードには名誉の負傷。それでも一週間以内なら返品可能ということで、とりあえず家に持ち帰りセットアップの続きを。
 まあ、後はよほどの音痴でない限り簡単に設定可能な仕組み。問題は、公式サイトによると既にサービスエリア内に入っているはずの我が家で、電波が一本も立たないということ。
 端末のセットの中に、カードだけでは電波を拾えなかった時のために、より広範に電波を拾うことができる「外部アンテナ」のセットが付いている。ノートパソコンのディスプレイ部分の一部を挟むようにしてアンテナを立てる形になるのだが、それがなんか通信兵みたいで格好良い。この付属品を使わなければいけないということは、モバイルとして見ると不便極まりないのだが、すごく気に入ってしまった。
 で、肝心の電波。それでも拾えない。仕方ないのでパソコンを持って家の中をうろうろして拾える場所を探す。人目のないことを確認して外も少しうろつく。結果、二階ならその状態で何とか拾えることが判明(それでも一本)。とりあえず、我が家では当分二階が通信の指定席とならざるを得ない状況。一つの家で場所によって受信状況が違うなんて、黎明期のau(まだKDDIだったかな?)を思い浮かべて懐かしい。そのころの、というか初期のauのサービスエリアマップは、東京中心の大都市と、一部の地方都市、それを繋ぐ鉄道線沿線を線のように結んだ形になっていて、日中戦争時の日本軍の大陸内占領地域みたいで面白かった記憶がある。イー・モバイルの場合、首都圏の中心部から徐々にエリアを郊外に広げる形を取っていて、一見マップない塗りつぶされたエリア内全てで通信ができそうだが、その実穴だらけというまるで大本営発表みたいでこれもまた面白いな。
 まあ、ちゃんと電波を拾えれば、ウィルコムのエア・エッジとは比較にならないほど高速。当然だが。とは言え帯に短し状態はまだしばらく続くだろうし。さてさてどうするか。