仕事の席で折伏受ける

 まあ、そ〜ゆう場合は多少なりとも私の方にも隙があったんでしょうね。ただ、仕事の場での出来事なので、正面切って楽しみながら論破することは憚られ、ありがた〜いお話を聞くに留まる。私は表面的に大変説得しやすい素直で純真な人間に見えるらしい。そんな人々にこんなブログを見せてやりてぇモンだぜ。
 はっきり言って論調は綻びだらけ、700年前の主張を何故今固守しなければいけないかについての論理は破綻、折伏者個人が有する強固な信念による感情のみを唯一の武器とする極めて得るモノのない内容である。ただ、今この人達が煽り立てる「危機」は、WEBに於いて多少なりとも国際情勢を追っていれば知ることの出来る極めて基本的な内容。確かに「テレビ等のマスコミでは言わない」ため、この煽りを執拗に受けてひょんなことから別個の情報から繋がり結果盲信・追従、新たな構成員となる図式。こんなモンはカルトの常套手段で別に今更な、と言った方法ではある。とは言っても、700年前の、民衆が「生きる方法」以外あらゆる情報への接触が制限されていた鎌倉時代に、彼らの「本尊」日蓮とその周辺が編み出した祈伏の手法がそのまま今の世に通じる、と言う事実を通して浮き彫りになる「鎌倉時代の民衆と同程度の情報知識しか持ち得ない平成の時代の日本の民衆」の様子は物凄く気持ち悪い。
 個人的には、大宮公園駅の周辺が信濃町みたいに「発展」して、東武線の駅の売店でガムの横に置かれる説法のビデオを見たい、のではあるが。