その七十四 文京区本郷七丁目『富士浅間神社』

sans-tetes2008-08-21

 春日通りを、湯島の坂から本郷三丁目に方面にまっすぐ、左側に東大の竜岡門が見えてしばらく行くと、雑居ビルの谷間にひっそりと鎮座しているちいさなちいさな「富士浅間神社」。社のすぐ裏は塀を挟んで東大の敷地。
 細っい参道の両脇に砂場と鉄棒、その参道の先に屋根堂の下に鳥居を収納、大変に効率的都会的合理的なお社は、茅葺きの屋根渋いイカした造り。なんか、正面以外に目の粗い御簾が下げられこれもポイント高し。目敏く貼られた武生札はこの場合、加点にするべきか減点にするべきか思慮に悩むところである。嘗ての富士塚富士講かいずれの名残か、名前の大きさとは比せず今は大変小さいお社。木立鬱蒼とした裏の東大のお陰でなんだか涼しそうで居心地良さそうです。境内敷地の手入れのし具合からよくわかる、大事にされてるぞぉ。都会のこんな社、最高だぞぉ。