不謹慎ですが、まあまあ

 昼休み、定食屋でメシを食っていると、神棚の向かいの店の角、天井近くに置かれたテレビから世界的感染症流行のニュースをキャスターが淡々と読む映像が流れる。ラーメンを啜っていた客の一人が麺を引っかけたままの箸を止めてテレビを見る。厨房から出てきた店の主人が腕を組んで難しい顔をしてテレビを見る。・・・私は凄く感動している。ああ、映画で見慣れた記号のようなこんなシーンに自分が実際に遭遇しようとは! 薬剤師が語っていた「例年なら殆ど動かない問屋のタミフル在庫が予備的発注の殺到でもう卸せない」というセリフもみんなが知らないところで何かが動いているようでイイ。こら帰ったら「ジギー・スターダスト」でも聴こう。