その百一 さいたま市桜区大字下大久保 『名称不明神社(手置帆負命他二柱)』

sans-tetes2009-06-01

 腹が減って機嫌も悪かったのでどーでもいいやとジャンクな気分で浦所線沿いのマクドナルドに入ると駐車場の奥に「ドライブスルー→」の看板の隣に「神社」。このぞんざいさはツボ。
 参道始め、社に参るためのありとあらゆる術を奪われたその社の管理はやはりぞんざい・・・と言うワケでもなく、濁ってない水・枯れていない榊のお供えが有り、願掛けかの意か、魔除けの意味か、だるまさんがドッカとお供え。ただ、神名始めあるべき所にあるはずの文字は悉く擦れ、都合三柱の内二柱の祭神ははっきりしない。同じように元は何の意味を持ったのかを持ったのか想像のしようのない折れた木に、適度を超えるほっとかれ具合は明らかで、かと思えば脇を車が通る度にマックから「イラッシャイマセ」の声、微妙な賑やかさが神域を放っておかない。このハンパだらけの立ち位置からもしかしてここはちょっと立派な個人社なのかもしれない。唯一読み取ることのできた神名をを調べると、四国地方に祭られることの多い神様のようだった。