さて、何から話そうか

 よく旅行から帰って家の敷居を跨いだ途端、「あ〜お家っていいわ〜。我が家がやっぱ一番!」とかいう感情を喚起させ、実感させるために旅行に行くモノなのだと言われるが、自慢でないが私の場合旅から戻ってそのような感情を抱いたことは一度もない。家の敷居を跨ぐまで感じる敷居を跨いでしまうこと=旅を終えてしまうコトへの嫌悪感が敷居を跨いで暫く経っても、何日経っても続いてその思いが決して癒されることはない。要は自分はなんかいろんな事を抱えているのかもしくは贅沢な不幸なんだと感じるコトが毎回の旅行が終わった後の私の総括であることが殆どである。さて、何から話そうか。

 白状しますが今回の旅、決して余裕のある状態で行ったわけではないので道中色々差し支えがあり、食べ物についても色々差し支えて遂にあんなモノにまで手を出して・・・こんなモノを食べてしまったことをここに白状し素直に懺悔することで己の罪深さを認めることにします。
(以下人によってはグロ注意につきたたみます)

 こやつ、私が八戸の朝市のおばちゃんと交渉してなけなしの銭でもってようやく手に入れ朝飯にしようと思った桃を狙ってこのように侵入

 「ぎゃー、虫!」 別のお店のおばちゃんが悲鳴を上げる。こんなとこに侵入するとはこやつ、許せぬ。と言うわけでひもじい旅の貴重な蛋白源にすべく、ひねりツブすのも可哀想なので、八戸名物せんべい汁と桃を食った後にのデザートに美味しくいただきました。

 八戸の辺りの人は堅いせんべいをそのまま焼いたり汁に入れて具にしたりと色々工夫して食べるそうです。桃も美味しかったです。では肝心の虫のお味は

 グミのお味でした。
 と言うわけで、幼虫は朝市で出ていた変わったお菓子と言うのがオチです。一目見てそのあまりの愛らしさはひこにゃんと肩を並べるほど、そのインパクトの強さは北海道岩内郡共和町のマスコット「共くん和ちゃん」 に匹敵するため何も考えず買いました。
 こちらもお仲間。

 その目が哀れを誘う〜♪ 思わずキリンジの歌の歌詞を口ずさみたくなります。

 このグミでそこそこ有名な八戸朝市でお店を出す「赤いテントのコーヒー店」はこちら→http://www.htv-net.ne.jp/~oshita/index.html三戸の道の駅でも売ってるらしい。

 その他八戸の朝市、とりあえず地域のモノ沢山アリ、物産得るのもイイですしとりあえずここで朝飯も一通り済ませられて便利。

 何より売る人が、そして時々買う人が大変イカしててイイです。毎週日曜4時から。私は苫小牧から朝到着のフェリー後利用。ただし9頃にはみんなスゴイ勢いで撤収していくので時間には注意。

 そんなこんなで気が向いていった順に旅の記録を上げていきます。