堀切の鈴屋

行ってきました

 某映画館のオールナイト開けの朝早く、行ったら本当にこんな朝早くからやってました。


 もっとも堀切菖蒲園着いたはイイが、場所が判らなかったので(というか行きゃわかるだろと初めから場所調べる気もなかった)自然足が向いた工場街をウロウロ迷っていたのでしたが、そこからすぐの所に発見。
 それでも日曜の朝というカタギにとっては特殊な時間帯にもかかわらず常連さんらしき人たちで意外な混雑、並びました。皆さんその出で立ちやたくさん色々な種類のおにぎりを大量に買っていってたので朝からお仕事の職人さん方だったのでしょうか? 私はといえばぼーっとして、色とりどりのおにぎりに見とれて色紙に見とれて・・・ああそうだ『荒呼吸』3巻。
 おいちゃんに例の御本をぱっと見せると良い反応。こちらも嬉しくてキムチ3個含めて計5個、それぞれの色鮮やかさで急に手元が賑やかになった! これで目も覚めよう。

その後、荒川土手に河岸を変えて堀切橋の下で鮮やかな赤を嘉す。何故か鳩が寄る。一口食べると引き締まるような辛さに、眠気で先程までの感覚の摩耗、目も見えず耳も聞こえなかったのがウソのようにはっきり、初めて横を通る京成電車の音に気付いたくらいで、その感覚で街中を歩いていたのだから随分と危険な行為をしていたモノだ。
 「キムチ」の他に「茶飯」「野沢菜」とそれぞれを存分に味わって再び大トリにキムチこと「堀切のルビー」を。目が覚める・・・どんなぼんやりさんでも目が覚める黄金のコンビプレー・・・。こんな珠玉のようなおにぎりがすぐ手に入る堀切、本当に、正直うらやましい。「堀切のルビー」とはまさに相応しき渾名也。
 遺憾ながら疲れていたこの日、街中歩き回るコトができなかったので近い内にまた来る。その時も絶対に鈴屋に並ぶと思うな。それにしてもこの依存性と食べた時の覚醒感、わたし、このおにぎりのことこれから「堀切のシャブ」と呼んでしまいそうだ。この怪しい呼称は私なりの賞賛です。危うさ紙一重のこの呼称は言葉に出しては使わないように・・・。美味しかった。

荒呼吸(3) (ワイドKC モーニング)

荒呼吸(3) (ワイドKC モーニング)