真駒内滝野霊園
結構有名な物件ですが、実際に見に行くと本当に衝撃を受けるので。
どういうワケかモアイ像は霊園内にありまして、車のまんま進入可。するとずらりと出迎えるモアイ像。
正式には「三十三モアイ地蔵」と云うそうです。モアイ地蔵? なんすかこの芸人みたいな名前のインパクトは。
名に違わず、地蔵・モアイ揃い組の図。
仰ることの解るような、解らないような、モアイ像の解説。
本家のモアイもこんな北の大地に自分の分身がおっ建てられてるは思いもよらないでしょうに
ご丁寧にお祈りの道具(ぐるぐる回すとありがたいお経を読んだのと同じ効用のある輪っか)も一体一体備え付け。由来は何故かチベット仏教なのですが。
やがてシカさんもやってきて
遂に給水車もやってきました。疲れたら手前のモアイベンチで体を休めましょう
カラスはモアイ像の頭の上で羽を休めながら何やら憂いているようです
脇見観音
そしてモアイの見つめる視線の先には更なる巨大建造物が・・・
きちんと作り方まで載ってます。もはや怖いもの無しです
解説もバッチリ
角度によっては凄まじく邪教チックな祭壇に早替わり。遠景が無駄に綺麗な分シュールさを増しています。
ストーンヘンジの中。和洋折衷とは多分言わない。
なんか怖いので入れないでいると鳥さん来た
ストーンヘンジ側から見たモアイ像。何だか山の向こうから攻め寄せてきたみたいです。水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』中確か「朝鮮魔法」というお話でこんなシーンがあってトラウマです*1
あちこち書いてある解説を見ればわかるのですが霊園としてのコンセプトは極めて真面目。恐らくは水木先生が「ぬっぺふほふ→朝鮮魔法」と脳内で変換した「→」と同じ何かがこの霊園を計画した人の頭の中で起こって「霊園→モアイ」となったのでしょう。そして敷地、非常に広大、切り開いた山の中を惜しげもなく利用している感じで山に囲まれた周囲の雄大な景色があってスレスレのトコロで狂気に達せずと言うバランスを保っていられる、まさに北海道だからできた感もあります。霊園内地元住民にとって格好の近道になっているのか朝方はモアイ像の前を明らかに通勤途中でございと云った風の車が飛ばしていくので見学の際はご注意を。