その二十九 横浜市鶴見区鶴見中央五丁目 『神明社』

sans-tetes2008-03-20

 一歩境内に入るとすぐに手水舎が現れ、湛えられた水の上に柄杓がプカプカ浮いてて、盛りを過ぎた梅の花を背景に水面はキラキラ、のどかな様子。
 とは言っても少しでも境内の外を見てみるとのどかとは程遠い。このお社、東海道線京急線に挟まれた極狭い場所に窮屈に鎮座。先程の手水舎の裏手はすぐに広大な東海道線の敷地、鳥居の正面は京急線の高架、南に少し歩けばひっきりなしに鳴っている開かずの総持寺踏切で、静かに境内を、という訳には全くいかない。踏切の鳴る音と、鉄路の軋みを聴く度に反応してしまうのは元テツの悲しさ・・・。言い換えれば、私だったらこの場所で動かないでいても3週間くらいは平気かも。ただしデジカメとパソコンと電源があれば・・・。
 だから、ここに鎮座する神様は、鉄道好きでないと大変ですね。騒音に腹立って嫌いになるか、まあ仕方ないと受け止めるか。と思ったモノの、コンクリ造りのお社、中において外の様子はいかほどまでに聞こえておられるのでしょうか? お社の東側のビルには保育園。この時間はお遊戯のお時間らしくオルガンの伴奏に合わせて元気に歌う園児達の声が聞こえてきた。