2009-01-01から1年間の記事一覧

ちょっと紹介

もう終わってしまうのですが、ポレポレ東中野で開催中の『文化’資源としての<炭(ヤマ)鉱>展 Part−3 特集上映<映像の中の炭鉱>』 に通っています。諸処のブログ等で煽られてという事もありますし、実際開催している映画館が映画館なので、鑑賞中も…

そのその百二十四 飯能市下名栗字浅海道 『地蔵堂』

この時のバイク行では(いつものように)時間に余裕がないこともあり、前回の星宮神社の一社だけで周辺の参拝は済ますつもりが、川と谷との境に点在する名栗の各集落の家名栗郵便局を中心とした集落、現名栗郵便局と並んで建つ急名栗郵便局の建物がいかにも「…

廃線探索・・・飯田線平岡〜鶯巣間旧線その2(戸面沢橋梁〜精進隧道〜精進沢橋梁〜不動隧道〜第二藤沢隧道〜藤沢橋梁〜第一藤沢隧道〜音無沢橋梁)

その1→http://d.hatena.ne.jp/sans-tetes/20091125#p1

『四谷怪談 お岩の亡霊』

主君田沼意次の失脚によってお構いになった民谷伊右衛門(佐藤慶)は、仕官の口を求めて江戸で笠張り稼業で糊口をしのぐ。折しも子を出産したばかりの女房お岩(稲野和子)は肥立ちが悪く伏せがち。自身の腕と才覚とに絶対の自信を持つ伊右衛門はうだつの上がら…

狸坂二人会議

その百二十三 飯能市大字上名栗字神出『星宮神社』

古来、日本の伝統的神話(古事記・日本書紀を中心とする)に太陽以外の天体、月や星を奉る習慣はなかったとされるそうです。それが所謂三貴子の1人の月読尊が「何もしない」ことの理由の一つとされています。つまり神道における神の系譜としてはマイノリティ…

『竜馬を斬った男』

会津藩士の家に生まれ、江戸の旗本の養子となった佐々木只三郎(萩原健一)は折しも風雲急を告げる京の情勢に対処すべく幕府が組織した見廻組の組頭に抜擢される。結婚したばかりの妻・八重(藤谷美和子)を江戸に残して単身京に上る。得意の剣技を武器に不逞浪…

『ギャング同盟』

嘗て戦後間もない闇市を我が物顔で暴れ回ったのも今は昔、刑期を終え出所した風間(内田良平)を待っていたのは仲間の内高本(佐藤慶)ただ一人。高本の口から語られるのは嘗ての仲間の零落振りと敵だった組織の隆盛振り。愕然たる事実に憤慨した風間は高本と共…

『帰って来たヨッパライ』

大学最後の思い出にと東京からはるばる福岡を訪れた大ノッポ(加藤和彦)・中ノッポ(北山修)・チビ(旗田宣彦)の3人、北崎の浜で海水浴に興じている内に砂浜に脱いでおいた中ノッポとチビの服が盗まれ、代わりに軍服らしき服と学生服らしき服が置かれていた。…

その百二十二 台東区池之端 『花姫稲荷神社』

住宅地・・・本当に住宅地しかない場所でカメラを持ってウロウロする一番の目的はネコ。じっさい、のんきに日向ぼっこしているネコ数匹と遭遇、コレは縁起がヨイ。と言うことでいい加減にしておけばよいのに住宅地エリアの、古い家、新しい家、小さい家、大…

『日本の悪霊』

ある地方都市。そこを古くから根城にするヤクザと新興のヤクザとがその街シマを巡って争い、古くからのヤクザ、鬼頭組の組長(高橋辰夫)自らが相手方、天本組の黒幕とされていた地主を刺殺して刑務所へ、その組長が近く刑期を終えるという事で、勢いを盛り返…

『白日夢(1981)』

(注、以下表現が下品に付き注意) 昼下がり、ある歯科医の診察室で。治療のために麻酔を打たれた青年(勝然武美)と並んだ隣の席でドクトル(佐藤慶)は麻酔かけて意識の朦朧とする令嬢(愛染恭子)の和服を脱がせてその乳房に貪りつき・・・はあ? いきなりバラし…

 泰阜村「左京の宿」

→http://www.vill.yasuoka.nagano.jp/kankou/shisetu/sakyounoyado/index.htm

 天龍村「ふれあいステーション龍泉閣」

→http://www.vill-tenryu.jp/ryusenkaku.htm

正直雨露をしのげればヨイ。sans-tetes的宿選びガイドライン 

なんだかブログの方向性がいつの間にかすっかり旅行記のような傾向になってしまっているので、それならそれらしく説明的補足も入れようと思って整理してみました。 私の場合、殆どが一人旅という事もあり、「ある場所」に行く事を目的とする事が多いため、泊ま…

拾遺 冬着

http://d.hatena.ne.jp/sans-tetes/20090803 ↓

「お家にはもうお米がありません」とお腹いっぱいになった奴らが騒いでる

廃線探索・・・飯田線平岡〜鶯巣間旧線(平岡駅→大嵐・金比羅隧道→戸面沢橋梁) 

かつて日本有数の「暴れ川」として名を知られ、「竜」の字にその名残を残す天竜川。その天竜川にお付き合いしてグネグネと曲がりくねりながら行きつ帰りつしている飯田線。治水関連やダム建設、川そのものの改良や沿線の改良、それらに伴いその時々姿を変える川…

『鬼婆』

京と吉野と、日本国に二人の天皇が立って争った南北朝時代。京の都近くに広がる広大な芒ヶ原と呼ばれる湿地帯に二人の女が住んでいた。戦によって田畑を荒らされ働き手の男を戦に奪われた男の母(乙羽信子)と男の嫁(吉村実子)は食べていくために芒ヶ原へ迷い…

 いい加減諦めません? 小和田駅徒歩行 その4 

〜前回までのあらすじ〜 小和田駅近く、殆どワイヤーのみさながら白骨死体の如き高瀬橋は新政権に予算をぶん盗られまくったあげく本当に予算がなくなって保守もままならなくなった日本の道路の将来を暗示する・・・国をオモチャにしやがって、いい加減にしろ…

『女医の愛欲日記』

有能な医者として、また大病院の経営者として「九州の女王」の異名を取る女医の美穂(白石奈緒美)は大学時代の恩師の教えを受けるため定期的に京都を訪れていた。そこではいつも同窓の川崎(菅貫太郎)と一緒に講義を受けるのだが、会う度に川崎は美穂を口説く…

「道を聞く前から困る」

「道を聞いたから困る」

『東京裁判』

初めてこの映画を観たのは確か中学の頃、テレビの深夜枠で。死刑にされたA級戦犯の名前が言えると格好良いと思っていた、死ぬほどイタかったあの頃です。肝心の極東軍事裁判のそのものの意義と、明らかに「勝者対敗者」の図式であるにも関わらずその場を舞…

その百二十一 結城市大町 『蛭子神社』

先程お参りしたお寺があんまりにあんまりで結構ブルーに。このままとぼとぼとバイクへ戻りその心持ちで帰ればヘタすると命に関わりかねないとの恐怖から、先程のお寺に行く途中、キレイで立派だったのと時間の関係で寄らずに通り過ぎた神社を験直しに参拝す…

小和田駅はやはり谷の底近く・・・その3

〜前回までのあらすじ〜 「ヤツは田本駅から飯田線に乗って小和田駅で降りたぞ」 その事実を表すように小和田駅には謎の言葉が残されていた「このみずわとめないでください」・・・謎が謎を呼ぶ飯田線の線形、嘗て一日で170年分の売り上げを上げたという…

『大乱歩展』於神奈川県立近代文学館

いつも拝見させていただいているid:ricohetさんのブログで展覧会の紹介アリ*1、矢も楯もたまらず無理に予定組んで出かけてきました。風の強い日にカップルだらけ横浜港の見える丘公園の長い坂をうつむきながら登った甲斐がありました。最終日に行ったのでも…

小和田駅より鉄道は使わず次の駅へ向かうその2

〜前回のあらすじ〜 厭世感の強いsans-tetesさんは徹夜の仕事明けに観たテレビ、芸のないタレントが山手線の一駅間をヘラヘラしながら歩いてレポして金までもらっている姿を見て激怒する。「こんなモンでカネもらえんのか! だったらオレだって一駅位歩いて…

『人間』

西伊豆、松崎町。盆の小遣い稼ぎにと海神丸の船長、亀五郎(殿山泰司)は甥の三吉(山本圭)と若い衆の八蔵(佐藤慶)、そして島へ小商いのため便乗した五郎助の女房(乙羽信子)を乗せて出港する。どんなに長くとも航海は二日で終わる、そのはずだった。 極限状態に…