2007-01-01から1年間の記事一覧

ケンカのタネ

別に争い事が好きなわけではないのですが、やはり何らかのメリハリがあった方が人生楽しいですよね。その意味で日々「混沌」の状態にあるということは大変理想的な状況だと思います。時々。 昨日、「傷病手当金不支給」の通知が某クソ社会保険事務所から届き…

忙中

さすがに疲れてきて、朝、仕事に行く足を何かかが止める。 景気づけに・・・最近ほとんど開くことの無かったYouTubeを開いて・・・シド・ビシャスの「マイ・ウェイ」を観賞する。 バカした挙げ句、21歳でおっ死ぬのと、生きながらえて半分忘れられてて気付…

『大統領暗殺』

まじめなまじめなパロディ映画。構成は、数人の証言者のインタビューを重ねていくことで「事実」を少しずつ重ねていき、遂には「真実」に行き着くという、アメリカでよくありがちなドキュメンタリー形式。それ故に、リアルと言えばリアル。面倒くさいので監…

『追悼のざわめき』

「愛」があれば、「このような愛し方」も許されよう。何よりも、制作者のこの映画の登場人物に対する底知れぬ愛を感じられる。そして映画を観ている我々も、この映画に登場するクズ同然の無能力者達〜訂正、彼らを無能力者とは言えまい。「全てを自らの信じ…

ひ弱

先日、全速力のチャリからダイブ。肋骨2本也。 バストバンドつけて教習に勤しむ。握力無くてクラッチ握る小指が痛え。 つーか、課題がどーしても上手くできない。どんなミスしてもいつも笑顔の教官からいい加減にしろオーラを感じて大変ツライ。ホントに取…

『ひめゆり』

母方の大叔父が、沖縄戦で亡くなることで、私はこの世に生を受ける。兵卒姿で、何か言いたげな表情をした大叔父が、家の玄関へとつながる坂、ゆっくりと無言で登ってくる夢を、祖父は未だに見るのだという。我が血にとって、沖縄戦は因縁浅からぬ出来事であ…

『パプリカ』

精神分裂症者の、乱雑で周期性を持たず、騒々しい、全く意味を為さない、偏見に満ちた夢の具象化のシーンが好き。 原作知らない。から、この際ストーリーはどーでもよい。

My Melancholy+Google Earth

プチ鬱が昂じて、ついに誰とも顔を合わせたくなくなった昼休み、社内にあるなんだか用途不明なところ(福満しげゆきの『僕の小規模な失敗』に出てくるまさしくあんな感じの場所)に、ノートPC持って隠る。WEBが繋がるか不安であったが、なんとアンテナ…

『水になった村』

何が衝撃か。何もないところ、本当に何もないところで山の恵みだけを頼りに、いや、「だけ」ではない。十分すぎる山の恵みを頼りに生きていける。都会であろうと屋根のない場所に放り出されれば三日も生きていける自信のない私にとっては信じ難い。 2度目の…

『花の夢−ある中国残留婦人−』

国家が犯した犯罪に翻弄され、過酷な運命をたどったある婦人の話。間違いなく、我々はこのような人々の涙を土台にして立っている。要するに悲惨な話である。 ところが。この映画を観終わった後、私の心を揺るがすのは、過酷な運命をたどった人々への同情、あ…

『魔笛』

夜の女王がかっこいい。強く、気高く、陰を潜め、狡猾で、屈折した行動。好き。Mk.Iの無骨な容姿が、悲しき悪の化身によく似合う。

詰める

宿痾は己の業の為す性。 結構な手術をしたこと。経験したその苦痛に対して、正直「耐え抜いた」との認識はあまりない。もちろん、病院スタッフを初め少なからぬ人々の助けがあったと、そのことは大変な感謝を感じている。ただそれ以前に、「このような病気に…

自分の限界を改めて自覚する

適性検査E-1で再検査。正直に書けばこんなモンでしょう。ただ診断の文言が面白かったので、悔しいとか、腹立つとか以前に笑ってしまった。以下。 (総合診断) 「あなたの性格はいろいろな特徴を持っていて、普通の人に比べて少し複雑です。その時々によって…

応挙萌え、或いは二幽描応挙

何でも「萌え」つければいいってモンじゃないぞ。 さて、ここは上野、東京芸術大学美術館。ミュージアムショップに接するレストランが本当に値段までレストランなもんだから、みんなそのまま素通りした挙げ句、一階にある学生食堂で食事をするもんだから、い…

花の折檻

これは拷問だろう。狭い、本当に狭い書院に一人座らせられる。壁と襖、見渡す限り等間隔に並んだ草花。 「我関せず。ただ黙して座しているがよい。他におまえのできることはこの草花を眺めるだけだ。」眺めるだけではつまらない、せめてその数を数えよう。数…

『カート・コバーン アバウト・ア・サン』

動く彼の姿は一切出てこない。が、インタビューを通じて浮かび上がってくるのはまさしく「真実」の彼の姿。或いは月並みに「素顔の」とでも言おうか。 作中全く気取ったところなく、淡々とインタビューに答えるカートの姿に、伝説的ロックスターの印象はない…

笠森寺

「岩に巌を重ね〜」とは、出羽の国、険しい奥羽山地を背に偉容を讃えるかの山寺の荘厳な様子を讃えた有名な文言であるが、緩やかな上総の山中、全く別の形で「異様」を讃える笠森寺観音堂には、さしずめ「岩に木立を重ねて〜」との文言が添えられようか。 こ…

『乗り物・おみやげでたずねる昭和30-40年代の旅 ーよみがえる旅のキオクー』於横浜市立歴史博物館

鉄好き? だったらおいでなさい。 まずは、これだけの資料、よくぞ残して置いてくれたモノだ。展示されている資料の殆どが個人から借与された「思い出の品」。修学旅行のガイドブック・予定表から始まり、使い終わり、思い出の地にちなんだ院の押された各種…

『AYAKASHI 江戸の怪し−浮世絵の妖怪・幽霊・妖術師たち−』於太田記念美術館

いつ観ても芳年は良い。 芳年に限らず、展示されている物の怪達の、喜々として江戸の町を闊歩する様、その馬鹿馬鹿しいほど賑やかなこと。恐ろしさと、怪しさとを裏返し。

『マーティン・パー写真展』於東京都立写真美術館

ここで、もう一度騙されてみよう。 騙されたことに気付かぬうちが心地よい。 もう一つ、どうやら私は悪趣味らしい。そのことに気付くまでは。

『昭和 写真の1945〜1989 第2部 ヒーロー・ヒロインの時代』於東京都立写真美術館

「ヒーロー・ヒロイン」=絶滅危惧種。私にとっては既に絶滅種。 初めは、東京国立博物館の古生物化石を観に行くのと似た気持ちで。後に、その「絶滅種」の発する圧倒的生命力、と言おうか、その存在感に初めて触れる。「ああ、これこそまさに本物のヒーロー…

焼き鳥

所謂首都圏とその近郊にあり、一串100円以下で買える焼き鳥の値段を「貴重」と、それだけでリピーターとなる可能性を示した際、北海道出身の友人より、至極普通に「地元では当然」との反応を得、改めて、自分の生まれ育った場所が「消費圏」に属すること…

廃線萌え

バスに乗車し、そのまま目的地の三保まで行かずに途中で降りたことには当然訳がある。清水の市街地が途切れた当たりから、旧清水港線の路線跡がそのままサイクリングロードとして残っているという。清水港線とは・・・面倒くさいから略。興味あることは自分…

清水駅から

今回の旅行、綿密な計画は殆ど立てていないに等しく、「だいたいの場所」「乗り替え」を多少注意したに過ぎない。綿密な計画を立てても守れる自信はない。単独行動時、迷惑をかける相手もいないため、気楽に、帰れれば良いとする。 清水に着いたのは9時少し…

清水行き

朝、5時台の各駅停車に乗って東京を出る。沼津行きの同じ車両には、今日の現場が静岡という労務者の一群が乗り合わせ、朝から酒は飲まないまでも、各々申し訳程度の朝食を取りながら、仲間同士で話していたのはずっとギャンブルの話題。「競馬」「競輪」「…

無為

生きるために動くこと・・・所謂「当たり前のこと」、飯喰って、糞して、その準備のために家事をする。 生きるために必要な一連の動作が、これほどまでに体力を消耗することなのか知らなかった。動けば動いた分くたくたになって、なるべく余計なことはしない…

『安彦良和原画展』於川崎市民ミュージアム

終戦記念日に、川崎まで。何も・・・。 別に、何ら思想的恣意を持って、素晴らしい原画の数々を歪めて観賞するつもりはなく、むしろあまり考えずに半ばぼ〜っとしながら回る。と言っても先生の作品は『機動戦士ガンダム(ファースト)』『THE ORIGIN』『ヴィナ…

『童貞ペンギン』

マジメでタメになるドキュメンタリーの間にお馬鹿映画。シネコンでやってるような映画は頼んでもいないのに見に来る人はたくさんいるが、こういうホントにお馬鹿な映画は頼んでもなかなか見に来る人のいないもの。折りあるごとに訴えているのでもういい加減…

『怪談』

平日の昼間、よりにもよって何故ホラーをというと、それほどまでにヒマしてるということです。 それでは映画について。 原作は三遊亭圓朝『真景累ヶ淵』。もう初めに言ってしまいますが、原作をよく知っている人は観ない方がよいです。はっきり言って原作に…

選挙、投票時思ったこと

本日、地元議会選挙の投票日。税金も払ってることだし、ヒマでもあるし、2週連続の投票。首長が絶大な権力を持った地方行政、議会にそんなに期待するものなどないのだが、一度実家の母親がさる組合の不条理な壁に遮られた時、便宜を図ってもらった特定の議…